ミイダスの利用は診断だけでもOK？メリット・デメリット・利用の流れも解説

といった疑問を持つ人に向けて、ミイダス診断の「概要」「メリット・デメリット」「診断の流れ」「診断がおすすめの人」について解説しています。

記事を読み終えることで、ミイダスの理解が深まり、実際の利用シーンがイメージできるはずです。

記事前半では「ミイダス診断の概要・メリットとデメリット・診断の流れ」を、記事後半では「診断がおすすめの人・良くある質問」について解説しています。

ミイダスの診断を今すぐ受けてみたい人はミイダス診断を受ける流れと感想に進んでください。

ミイダス診断とは？診断だけでもOK？【ミイダスの概要】

ミイダス診断とは？

ミイダス診断とは、転職活動にいかせる自己分析を無料で受けられるサービスです。

運営会社の「ミイダス」は大手転職エージェントdodaと同じく、パーソルグループのグループ企業です。

ミイダスの実績としては、人事向けポータルサイト「日本の人事部」が運営するHRアワード2019において「プロフェッショナル人材採用・雇用部門」で最優秀賞を受賞しています。

2024年1月時点でミイダスと取引する企業は、累計437,342社にのぼっています。

「ミイダス診断の種類」は以下の4つです。

市場価値診断

市場価値診断では、登録時の入力データをもとに、あなたの現在の市場価値を算出します。

具体的には「あなたに類似したユーザーの年収実績」「あなたに興味がある企業数」がわかります。

コンピテンシー診断

コンピテンシー診断とは簡単に言うと、自己分析ツールです。

コンピテンシー診断でわかることは以下の４つです。

• マネジメント資質
• 職務遂行に必要な能力要素
• ストレスを感じやすい条件や環境
• どのような上司・部下と相性が良いか

コンピテンシー診断を受けることで、あなたの強みやあなたに適した仕事がわかるだけでなく、ストレスを受けやすい要因や、相性の良い・悪い上司や部下のタイプがわかります。

なお、コンピテンシー診断はスマホ・PCのどちらからでも、質問に答えるだけで自己分析できます。

共感スキル診断

共感スキル診断では「相手の気持ちを理解して気遣う能力」「自分の気持ちの制御能力」を10段階で計測します。

相手の利益を考慮した対人関係スキルや、自分の気持ちをコントロールするスキルが数値でわかります。

バイアス診断ゲーム

バイアス診断ゲームはあなたの認知バイアスがわかるツールです。

認知バイアスとは「思い込みなどの思考のくせにより、合理的でない意思決定をすること」です。

思考のくせなので、自分では気づかないうちにマイナスの判断をしている場合が多くあります。

バイアス診断ゲームを受けることで、あなたの認知バイアスに気づき、修正できる可能性があります。

認知バイアスを修正できれば、職場や普段の生活における意思決定の質を上げられるでしょう。

診断だけの利用でも大丈夫?

結論から言うと、ミイダスの診断だけの利用は可能です。

ただし、ミイダスへの登録は必要です。

登録は氏名・住所の入力が不要で、5分〜10分ほどで完了します。

ミイダスにはスカウト機能もあり、在職中で忙しい人にもおすすめです。

また、特定企業への非公開設定もできるので、安心して利用できますよ。

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ミイダス診断のメリット・デメリット

ミイダス診断のメリット

登録すると無料で4つの診断が受けられる

ミイダスに登録すると無料で「市場価値診断」「コンピテンシー診断」「共感スキル診断」「バイアス診断テスト」が受けられます。

なかでも自己分析ができるコンピテンシー診断では、あなたの「強みや弱み」「職務適性」「上司・部下としてのタイプ」がわかり、無料で有料級の情報が得られます。

診断ツールの質が高い

ミイダスの診断ツールは質が高く、有料級です。

とくにコンピテンシー診断は質が高く「あなたの強み」「あなたに合う職種」がわかります。

コンピテンシー診断を活用することで、あなたの強み・適性をいかせる仕事に出会える確率が上がるでしょう。

登録・診断を受けることで企業からのスカウトを受けられる

ミイダスに登録し診断を受けることで、企業からのスカウトを受けられます。

このため、在職中で忙しい人にもおすすめです。

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ミイダス診断のデメリット

市場価値診断はあまり参考にならない

市場価値診断はあまり参考になりませんでした。

実際に市場価値診断を受けたところ、私の場合は年収実績「671万円」でした。

ですが、これはさすがに高すぎですね（汗）

転職エージェントのような転職サポートは受けられない

ミイダスは自己分析・適職の診断が得意ですが、転職エージェントのような「求人紹介」「応募書類の添削」「面接対策」といった転職サポートは受けられません。

ミイダスは自己分析・適職の診断に特化したサービスです。

転職活動の全面的なサポートが欲しい場合は、転職エージェントの利用をおすすめします。

工場勤務からの転職に「おすすめの転職エージェント」や「転職エージェントの選び方」に関して、詳しくは下記の記事をご覧ください。

各診断に20分〜40分かかる

ミイダスの市場価値診断以外の各診断には、それぞれ20分〜40分ほどかかります。

ただし、ミイダスの診断は質が高く、診断結果も利用価値が高いため、時間をかける価値は十分にあります。

コンピテンシー診断以降の診断には時間がかかるので、まずは登録だけしておき、時間のあるときに診断を受けましょう。

登録〜市場価値診断までは5分〜10分ほどで完了します。

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ミイダス診断を受ける流れと感想

ミイダス診断を受ける流れは4ステップで、スマホ・PCどちらでも流れ・手順は同じです。

以下、ミイダス 公式サイトの画像を引用し解説します。

1.市場価値診断を受ける

診断を受けるにはミイダス 公式サイトに行き「まずはあなたの市場価値を診断」をタップします。

次に性別・生年月・学歴・職歴を選択・入力します。

所要時間は5分〜10分ほどです。

すべての入力が終わると登録が完了し、あなたの市場価値診断の結果が表示されます。

私の市場価値は「671万円」でした。

この結果は高すぎる印象ですね（汗）

ミイダスの市場価値診断は実際の価値よりも、高めの結果が出るようです。

続いては、質の高いと評判のコンピテンシー診断について解説します。

コンピテンシー診断は市場価値診断に続き、受けられます。

2.コンピテンシー診断を受ける

市場価値診断を終えたら、次はコンピテンシー診断を受けましょう。

コンピテンシー診断には、下記の5つの診断があります。

コンピテンシー診断は自己分析できるツールです。

あなたの「強みや弱み」「職務適性」「上司・部下としてのタイプ」がわかります。

マネジメント資質

マネジメント資質では、あなたのマネジメント能力が計れます。

あなたが管理職だった場合に、社内の部署・チーム内において発揮されるマネジメント能力が10段階で診断されます。

数値が高いほどマネジメント能力が高い、ということです。

私の診断結果は「5」だったので、標準的な結果となりました。

マネジメント資質の数値は、管理職の人にとって重要な数値と言えそうです。

パーソナリティの特徴

「パーソナリティの特徴」では、あなたの「強みや弱み」「思考や行動の特性」がわかります。

9つの側面を10段階で計測され、左右どちらかに振れるほど、その特徴が強いことになります。

私の診断結果で、めぼしい側面を挙げていきます。

「チームワーク」に関しては「3」でした。

「他人と必要以上に関わることを好まず、単独で仕事に取り組むことを得意とする」といった部分は、当たっているなと思いました。

たしかに、団体行動よりも単独行動、チーム競技よりも個人競技を好む傾向があります。

「プレッシャーへの耐力」は「7」でした。

「感情的にならず、プレッシャーやストレスが強い状況でも平静を保つことができる」といった部分は、当たっていると思います。

理由としては、前職で6年間のパワハラに耐えられたことが挙げられます（笑）

私の特徴をまとめたのが上記の画像です。

「他人と勝負して勝ちたいという意欲が高すぎず、自分のペースでやり遂げようとするタイプ」といった部分は、まさにその通りで当たっています。

前職においては、マイペースで加工食品の製造スキルを身につけていました。

上下関係適性

「上下関係適性」では以下の3つがわかります。

• 上司としてのあなたのタイプ
• 部下としてのあなたのタイプ
• あなたに合った上司・部下のタイプ、あなたに合わない上司・部下のタイプ

私の診断結果で、めぼしい側面は下記です。

私の「上司としてのタイプ」では「権限委譲型」の傾向が強いようです。

また「部下としてのタイプ」では「素直従順型」の傾向が強いようですね。

上記の「上司部下タイプ別適合度マトリクス」を見ると、私の場合、上司としては「自主判断型」の部下と相性が良く、部下としては「指示指導型」の上司との相性が良いようです。

結論として「上下関係適性」も、かなり当たっている印象です。

小売店時代に部下を持つ経験をしましたが「報告さえしてくれれば、自分で判断してくれる部下は優秀だなぁ」と思ったことがあります。

上司に対しては「後付けで文句を言うなら、最初からしっかり指示してくださいよ」と思ったこともありましたね。

ストレス要因

「ストレス要因」では、あなたがストレスに感じやすい「活動」「条件」「環境」がわかります。

数値が高いほど、ストレスを受けやすい要因です。

私の診断結果で、特に顕著だったのが以下の要因です。

私の場合「営業/交渉行為」「意見交換/調整」にストレスを感じるようです。

「営業/交渉行為」に関しては、良いと思っていない商品を会社のために売らなければならない状況がありましたが、かなりモヤッとしていました。

また「意見交換/調整」に関しては、会議などの意見交換の時間が「もったいないなー」と思うことが多かったですね。

職務適性

「職務適性」では、あなたに「合う職種」「合わない職種」がわかります。

数値が高いほど、あなたの適性にあった職種です。

なお、職種の左のボックスをチェックすることで、その職種の「求人企業一覧」と「各企業の詳細」を見られます。

私の「職務適性」は「技術職」で高いことがわかります。

スキルを身につけることは好きですし、現職も加工食品製造なので、この診断も当たっている印象です。

「職務適性」は「あなたの現職の適性」「これから目指すべき職種」の参考になるでしょう。

3.共感スキル診断

「共感スキル診断」では「相手の気持を理解して気遣う力」「あなた自身の気持ちを制御する力」がわかります。

数値が高いほど、その要素に長けています。

私の場合、自分の感情や感情的な言葉を制御する「感情コントロール」に長けているようです。

逆に、相手の感情や立場を理解・配慮した言動「他者配慮」が苦手なようですね。

実際のところはどうかというと、当たっています。

感情的になっても飲み込むべき言葉は、わかっているつもりです。

ただ、相手の感情や立場を理解・配慮した言葉をかけるのは、かなりの苦手意識があります（汗）

画像にあるように「相手への過度な同情やイラつきで冷静さを失わないように、自分の気持ちをコントロールすることが得意」や「相手の気持ちや状況にあわせて、効果的な言葉がけや支援をすることが苦手」といった部分は納得できる内容です。

4.バイアス診断ゲームを受ける

「バイアス診断ゲーム」は「意思決定のくせ」を計測するゲームです。

21項目を10段階で計測され、左右どちらかに振れるほど、その特徴が強いと言えます。

私の診断結果で顕著だったのが下記です。

私のバイアスでは「現状維持を望みやすい」「他者の評価を気にしない」といった特徴があるようです。

たしかに、未知のものや未経験のものに手を出すことにリスクを感じ、現状維持を望みがちですね。

そして「他者評価」に関しては、本当に気にしていません（笑）

バイアス診断ゲームでは「職場における価値基準」もわかります。

私の場合は下記の2つでした。

• 自分の役割責任を果たすこと
• 自分にとって働きやすい環境（仕事内容や人間関係など）にすること

サラリーマン時代から職場において、まさに望んでいたことです。

バイアス診断ゲームは診断名に「ゲーム」と入っていますが、そのクオリティーはかなり高いと言えます。

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ミイダス診断の利用がおすすめの人

自己分析したい人

ミイダスは自己分析したい人におすすめの診断ツールです。

「コンピテンシー診断」では、あなたの「強みや弱み」「特性」「あなたに合う職種」がわかります。

具体的には、あなたの個人的な特徴・あなたに合う上司や部下・ストレスに感じやすい仕事・適職がわかります。

コンピテンシー診断はミイダス診断のなかでも質が高く、有料級です。

ミイダス診断はすべて無料で利用できるので、ぜひ活用してください。

企業からスカウト・オファーを受けたい人

企業からのスカウト・オファーを受けたい人にミイダス診断はおすすめです。

ミイダスに登録し診断を受けるだけで、企業からスカウトを受けられます。

スカウトには通常のスカウトの他に「面接確約スカウト」があり、書類選考なしで面接を受けられます。

ミイダスのサービスはすべて無料で利用できるので、まずは登録し診断を受けてみましょう。

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ミイダス診断に関する良くある質問

登録しないでミイダスの診断は受けられる？

「市場価値診断」のみ登録せずに受けられます。

しかし、その他の診断ツール「コンピテンシー診断」「共感スキル診断」「バイアス診断ゲーム」は登録が必要です。

登録は5分ほどでできますし、診断ツールは無料で利用できるので、ぜひ登録してみてください。

ミイダスの利用は会社にバレる？

ミイダスの利用は会社にバレることはありません。

登録時にあなたの情報を非公開にできる企業を設定できます。

さらに、あなたの情報を非公開にする企業は登録後に追加・変更できるので、安心してください。

ミイダスの診断は再度受けられる？

「市場価値診断」はログインしない状態で、何度でも受けられます。

ですが「コンピテンシー診断」「共感スキル診断」「バイアス診断ゲーム」は1度しか受けられません。

どうしても上記の診断を再度受けたい場合は、一旦退会し再登録することで受けられます。

退会方法に関しては、下記をご覧ください。

ミイダスの退会方法を知りたい！

ミイダスの退会はマイページから可能です。

「マイページ→ミイダスについて→退会」から、退会申請ができます。

ただし、退会するとすべてのデータが消えてしまいます。

履歴書などの応募書類にデータをいかしたい場合は、退会はせず、ミイダスからの通知を停止するのがおすすめです。

停止設定はマイページの「メール配信設定」からできます。

ミイダスの利用料金は？

ミイダスの登録・診断は無料です。

ミイダスのビジネスモデルは転職エージェントと同様で、企業から報酬を得ています。

利用者はすべて無料で利用できるので、ぜひ登録してみてください。

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まとめ：ミイダス診断は自己分析に最適！

実際にミイダス診断を利用してみた感想は「良く当たる」といった印象です。

自分自身の強み・弱み・特性・適職がわかる診断ツールのため、自己分析したいと思っている人におすすめですよ。

なかでも「コンピテンシー診断」は質が高く、現職との相性がわかったり、転職先とのミスマッチを防げたりします。

ミイダス診断はすべて無料で受けられるので、これからのキャリアを考えたい人や転職活動を成功させたい人はぜひ登録してみてください。

ミイダスのデメリットとしては「市場価値診断があまり参考にならない」「転職サポートは受けられない」の2つが挙げられます。

市場価値診断は実際の価値よりも、高めの結果が出るようです。

私の場合は「671万円」でした。

また、ミイダスでは転職サポートを受けられないので「求人紹介」「応募書類の添削」「面接対策」といった転職サポート全般を受けたい場合は、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントに関しては、下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

ミイダスにはデメリットもありますが、それを上回るメリットがミイダスの診断ツールにはあります。

無料で有料級の診断が受けられるので、今後のキャリアや転職を考えているのであれば、ぜひ利用してみてください。

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