上記のような疑問や悩みを持つ人に向けて、この記事では小売業→加工食品卸売業→加工食品製造業と2回の転職を経験した私が、自身の転職経験をもとに実際の転職活動について詳しく語ります。
この記事を読めば転職が初めての人でも、転職活動の流れや在職中・退職後の転職活動それぞれのメリットとデメリットが知れて、実際の転職活動に役立ちます。
転職活動は重要なポイントがあり、知っているかどうかで転職の成功率は大きく変わってきます。



この記事を読んでいるあなたは現職の工場に思うところがあり、転職活動を始めようと考えているのだと思います。工場勤務からの転職活動の流れや注意点を知りたいのであれば、ぜひ読み進めてください。


- 加工食品の製造を生業にする職人
- 小売業→加工食品卸売業→加工食品製造業と2度の転職を経験
- 加工食品製造業6年→加工食品製造業で独立
転職活動の流れ6ステップ


転職活動の流れは、次の6つのステップがあります。
上記のなかで最重要は「転職の目的・理由を明確にする」です。
転職の目的や理由を明確にすることで、転職活動の軸ができ、転職の成功率が高まるからです。
一方で転職の目的や理由を明確にしておかないと、仮に転職できたとしても、転職先に満足できない可能性が高まります。
そのため早期に退職することも起こり得るのです。
次章以降で「転職活動の流れ・ステップ」について、詳しく解説していきます。
【転職活動の流れステップ①】転職の目的・理由を明確にする


転職活動を始めるにあたって、まずは転職の目的・理由を明確にすることをおすすめします。
なんのために、どういった理由で転職するのかを明確にすることにより、あなたの目的を達成できる企業にアプローチできるからです。
たとえば、あなたの転職の目的が家族との時間や自分の時間がほしいといった場合、残業が少ない企業を探す必要があります。
また収入を上げたいのであれば、自分の経験やスキル、年齢でどのくらいの年収になるのかをリサーチしなければなりません。
このように転職の目的や理由を明確にすることで、目的を達成するためのアクションが明確になります。



一方で、転職の目的を明確にしないと転職の目的がズレてしまう可能性があるため、たとえ転職が成功したとしても、あなたの目的は達成できずに早期離職も考えられます。
転職活動を成功させるためにも、まずは転職の目的や理由を明確にしましょう。
あなたの転職の目的が収入アップであれば、次の記事をご覧ください。
工場勤務での収入アップについて解説しています。




【転職活動の流れステップ②】事前準備


転職の目的・理由を明確にできたら、次は転職活動の事前準備をします。
事前準備は次の2つです。
自己分析する
転職活動の準備として、まずは自己分析することをおすすめします。
自己分析することで、あなた自身の強みや適性がわかり、応募書類の作成や面接対策に役立つからです。
自己分析ツールとしておすすめなのが、ミイダスです。
ミイダスでは質の高い自己分析・適性診断を無料で受けられます。
ミイダスに関して詳しくは、次の記事をご覧ください。
実際に私が受けた診断をもとに解説しています。


転職エージェントに登録する
自己分析ツールと併せて、おすすめなのが転職エージェントへの登録です。
転職エージェントに登録するメリットは次の2つです。
- 求人紹介から応募書類の添削、面接対策、面接の日程調整、内定後の条件交渉までを無料でサポートしてくれる
- 一般には公開されていない企業風土の情報を持っている場合があり、情報収集に関して有益である
転職エージェントは初めての転職活動に不安を感じる人や、在職中で忙しい人におすすめのサービスであり、転職の成功率を高められます。
転職エージェントに関して詳しくは、次の記事をご覧ください。
工場勤務者におすすめの転職エージェントや選び方について解説しています。


【転職活動の流れステップ③】応募書類を作成し、企業へ応募する


転職エージェントに紹介された求人で気になった企業があれば、応募書類を作成し、企業へ応募してみましょう。
応募書類は履歴書と職務経歴書の2つです。
まずは自己分析で知り得た、あなた自身の強みや適性をもとに、履歴書を作成してみましょう。



「自己PR」「志望動機」は重要項目なので、しっかり作り込むことをおすすめします。
転職エージェントに登録して面談を受けていれば、応募書類を添削してもらえます。
転職エージェントは企業がどういった人材を求めているかなどの情報を持っているため、応募企業に合わせたサポートが可能です。
【転職活動の流れステップ④】面接対策をして、面接を受ける


応募書類が通過すれば、いよいよ面接です。
面接の日程は転職エージェントが企業と調整してくれます。
ほぼ確実に質問される内容は、次の3つです。
- 自己PR
- 志望動機
- 転職理由
転職エージェントでは面接対策を実施しており、zoomなどのオンラインや電話、対面での模擬面接を受けられます。
面接の通過率を高められるので、上記3つを準備したうえで、模擬面接を受けることをおすすめします。
【転職活動の流れステップ⑤】内定を獲得したら、入社の準備をする


労働条件のチェック
晴れて内定を獲得したら、まずは労働条件をチェックしましょう。
納得できない内容であれば転職エージェントの担当者に相談することで、労働条件に関してサポートしてもらえたり、企業に条件交渉してもらえたりする場合もあります。
選考途中の企業との調整
もしも選考途中の企業があれば、内定の回答期限までに選考結果を出してもらえるか確認すべきです。
または内定を出した企業に、内定の回答期限を延ばしてもらえるかを相談するといった方法もあります。
なお内定の回答期限は、1週間程度が目安になります。
【転職活動の流れステップ⑥】退職の準備


退職の意志を伝える
内定承諾をしたら、退職の準備を進めましょう。
まずは直属の上司に退職の意志を伝えます。
民法では退職の意志を伝えた2週間後に、雇用関係を解除できるとされています。
ですが、就業規則には「退職の申し出は1カ月前」といった記載している企業もあり、円満退社を望むのであれば、早めに退職の意志を伝えるのがおすすめです。
引き継ぎをする
引き継ぎは通常1カ月程度で行われます。



私の場合は小売店や卸売店、工場で引き継ぎをしましたが、いずれも引き継ぎは1カ月でした。
有給休暇との兼ね合いもあると思いますが、転職先への入社日に合わせて、計画的に行動することが大切と言えます。
【在職中と退社後の転職活動の違い】メリット・デメリットを解説
在職中の転職活動のメリット・デメリット


在職中の転職活動のメリットは、収入面で余裕が持てることです。
一方で、在職中の転職活動は現職の仕事もあり、時間の確保が難しいことがデメリットになります。
在職中で時間がないなかでの転職活動は大変ですが、無収入の状態で転職活動するよりは心の安定が保たれるため、結果として質の高い転職活動ができると考えています。



私も転職活動をするときは無収入になることを避けるため、必ず在職中に転職活動をしてきました。
在職中の転職活動は時間や労力がかかりますが、収入面で余裕が持てることがメリットと言えます。
退職後の転職活動のメリット・デメリット


退職後の転職活動のメリットは、転職活動に集中できることです。
一方で退職後の転職活動は、無収入になる可能性があることがデメリットです。
転職活動には自己分析や応募書類の作成、面接対策など、時間や労力がかかります。
退職後の転職活動では面接日の調整もしやすく、転職活動に集中できるでしょう。



ただし退職後の転職活動では、無収入になる時期が生じる可能性もあるため、その間の生活費の確保が必要です。
退職後の転職活動では無収入になる可能性があるものの、転職活動に集中できることがメリットと言えます。
在職中の転職活動の注意点2つ


注意点①:会社の人には相談しない
在職中の転職活動では、会社の人に相談しないことをおすすめします。
あなたが転職について社内の人に相談することで、その話が広まる可能性があるからです。
あなたが転職活動していることが会社に知られてしまうと、今後その会社にはいづらくなってしまいます。
転職活動が成功するとは限らないので、在職中の転職活動では、会社の人に転職についての相談はしないのが得策です。
注意点②:会社のパソコンは転職活動に使用しない
会社のパソコンでは転職関連の検索や登録はしないようにしましょう。



私が知っている会社は、会社のパソコンでの検索ワードのログを記録していました。
使用者の検索履歴や検索ワードは会社側に知られる場合もあるので、会社のパソコンを使った転職活動はしないことをおすすめします。
転職活動の流れに関するよくある質問


まとめ:転職活動の流れ
この記事では「転職活動の流れ」や「在職中・退職後の転職活動のメリット・デメリット」、「在職中の転職活動の注意点」についてお伝えしました。
転職活動を成功させるには、転職活動の目的・理由を明確にすることが最も重要です。
転職活動の目的や理由を明確にしないと、転職できたとしても転職先に満足できずに、早期で退職する可能性が高くなるからです。
最悪の場合、転職を繰り返すことにもなりかねません。
また在職中に転職活動するのか、退職後に転職活動するのかでは状況がかなり異なります。
それぞれのメリットとデメリットを冷静に考えてから、転職活動を始めることをおすすめします。
以下に当記事をまとめます。
転職活動の流れは、次の6つのステップがあります。
- ステップ①:転職の目的・理由を明確にする
- ステップ②:事前準備
- ステップ③:応募書類の作成
- ステップ④:面接対策
- ステップ⑤:入社の準備
- ステップ⑥:退社の準備
ステップ①が最重要です。
転職活動の流れについて、詳しくは転職活動の流れ6ステップ(記事内リンク)をご覧ください。
転職活動は在職中であるか、退職後であるかで大きく状況が異なります。
在職中の転職活動では、収入面に余裕があるものの、転職活動に費やす時間の確保が難しいといったデメリットがあります。
退職後の転職活動では、時間の余裕はある一方で、無収入になるリスクがあるのがデメリットです。
在職中・退職後の転職活動のそれぞれのメリット・デメリットに関して、詳しくは【在職中と退社後の転職活動の違い】メリット・デメリットを解説(記事内リンク)をご覧ください。
在職中の転職活動の注意点は、次の2つです。
- 注意点①:会社の人には相談しない
- 注意点②:パソコンは転職活動に使用しない
在職中の転職活動では、あなたの転職活動が会社の人達に極力知られないようにするべきです。
あなたの転職活動が会社の人達に知られてしまうと、転職が成功しなかった場合、働きづらくなってしまいます。
在職中の転職活動の注意点に関して、詳しくは在職中の転職活動の注意点2つ(記事内リンク)をご覧ください。


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